3月15日・16日に行われるACLプレーオフ。
タイからは既にBGパトゥムユナイテッドとチェンライユナイテッドの本戦出場が決まっており、ブリーラム・ユナイテッドとポートFCがそれぞれ韓国のクラブと戦います。
特にブリーラム・ユナイテッドは直近のリーグ5試合すべてで勝利。現在2位と12ポイントの差をつけて首位を独走している絶好調のクラブです。
本日はそんなブリーラム・ユナイテッドの注目選手をご紹介します!
正式名称:Buriram United F.C.
拠点:ブリーラム県
創立:1970年
監督:石井正忠
ホーム:チャーン・アリーナ(別名:サンダーキャッスル)
クラブカラー:紺
選手紹介 GK編
GK #1 シワラック
本名:シワラック・テースーヌーン(Siwarak Tedsungnoen)
生年月日:1984年4月20日
身長体重:183cm・72kg
37歳ながら現在もタイ代表に選ばれるブリーラムの守護神。
身長はキーパーとしては低いとされる183cmながら高いシュートストップ能力をみせる。捕球後の素早いロングスローでカウンターの起点にもなる。
選手紹介 DF編
DF #2 ササラック
本名:ササラック・ハイプラコーン(Sasalak Haiprakhon)
生年月日:1996年1月8日
身長体重:173cm・62kg
昨年はKリーグを制覇した全北現代に移籍していたタイ代表のサイドバック。両利きでサイドのポジションはどこでもこなす。
ドリブル突破や両足から繰り出される威力と精度を兼ね備えたミドルシュートが魅力の選手。
DF #3 パンサ
本名:パンサ・ヘーミーボーン(Pansa Hemviboon)
生年月日:1990年7月8日
身長体重:191cm
ブリーラムで長年主力を張る31歳のタイ代表のセンターバック。
191cmと恵まれた体格を活かした対人守備や、セットプレーでのゴール前のヘディングや粘り強さが魅力。今シーズンもセットプレーから得点している。
身体を投げ出して相手のシュートをブロックすることができ、これまでもチームのピンチを何度も救う。中途半端なプレーが少なくミスも少ないのが特徴。
Instagramにはカフェやアウトドアの写真などお洒落な投稿も多く、興味のある人は要チェック。
DF #15 ナルバディン
本名:ナルバディン・ウェーラワットノドム(Narubadin Weerawatnodom)
生年月日:1994年7月12日
身長体重:179cm・68kg
今年からチームでキャプテンを務めるタイ代表右サイドバック。
とにかく走るのが特徴で、代表でともにプレーするチャナティップ(川崎フロンターレ)にアホみたいに走ると言われるほど。
オーバーラップからクロスをあげるのが得意パターンで、スピードもあるためカットインからシュートを狙うシーンやゴール前に侵入するプレーも。
チャナティップの言う通り非常によく走る選手のため、ACL観戦時は右サイドを駆け抜けるナルバディンに要注目。
CB #22 スラカ🇮🇶
本名:レビン・スラカ(Rebin Sulaka)
生年月日:1992年4月12日
身長体重:191cm・89kg
出身国:イラク
今シーズン初めに加入したイラク代表経験もあるCB。
191cmと長身で競り合いが強いのはもちろんのこと、カバーリングや予測能力が高くブリーラムの守備陣に安定感をもたらしている。
またロングフィードも安定しており、今シーズンは自身が蹴ったライナー性のボールでアシストも記録。
プレースタイルは浦和レッズのアレクサンダー・ショルツに似ているため、ACLで両クラブがぶつかる時は要注目。
選手紹介 MF編
MF #5 ピーラドン
本名:ピーラドン・チャムラツミー(Peeradol Chamrasamee)
生年月日:1992年9月15日
身長体重:173cm・68kg
今シーズン始めにタイリーグ1部・サムットプラカーンシティーFCから移籍した選手。
怪我の影響もあり直近に行われたスズキカップではタイ代表に選出されなかったが、代表に選ばれる能力を持っている中盤の選手。
寄せの早さとバランスのいいポジションニングがとれ攻守どちらもハイレベルにこなすほか、ペナルティーエリアに進入することも多く今シーズンはエリア内からゴールも決めている。
サムットプラカーンシティFC時代は石井正忠監督の下でプレー。同じくシーズン途中にブリーラムの監督に就任した同監督とのコンビ復活に期待が高まる。
MF #7 マイコン🇧🇷
本名:マイコン・マルケス・ビテンコウト(Maicon Marques Bitencourt)
生年月日:1990年2月18日
身長体重:183cm・76kg
出身国:ブラジル
積極的なドリブルとシュートが魅力のブラジル人アタッカー。
シーズン途中まではスタメン起用が多かったが、今シーズンは途中加入したマシカやボリンギの登録の関係でリーグ戦でのメンバー外に。
スピードとパワーが売りでサイドで起用された際にはカットインからのシュートを狙う。
カップ戦では出場できるため、出た際には必ず結果を残す。自らの力でACLの登録枠を勝ち取った。
MF #8 ラタナコーン
本名:ラタナコーン・マイカミ(Ratthanakorn Maikami)
生年月日:1998年1月7日
身長体重:174cm・69kg
ゲームコントロールが上手いブリーラムの心臓とも呼べる中盤の選手。
セットプレーのキッカーも務めることもあり今シーズンはフリーキックでのゴールも決める。
シーズン途中のティーラトン、マシカの加入によりコーナーキックを蹴る回数は減ったが、自らはボックス内での競り合いに入り、今シーズンはヘディングでの得点を記録。
アンダー世代の代表経験があり、これからのA代表招集に期待。
Instagramではなんと船舶を操縦している動画が。日本ではかなり珍しい光景だ。
FW #19 スパチョーク
本名:スパチョク・サラチャット(Supachok Sarachat)
生年月日:1998年5月22日
身長体重:171cm・60kg
23歳ながらクラブと代表で攻撃の中心を担う選手。スズキカップではチャナティップと共にタイの攻撃を牽引した。
今冬にはコンサドーレ札幌が獲得するのではないかという噂が報道された事でも有名になり、昨オフはスパチャイや弟スパナットとプレミアリーグのレスターシティーの練習に参加する予定だった。(コロナにより中止)
日本のアニメが好きで、タイのスパイクデザイナーにナルトのイラストを描いてもらったことも。
MF #40 マシカ🇰🇪
本名:アユブ・マシカ(Ayub Masika)
生年月日:1992年9月10日
身長体重:168cm・68kg
出身国:ケニア
シーズン途中にヴィッセル神戸から獲得したケニア代表経験のある快速サイドアタッカー。
スピードと相手を翻弄するドリブルが武器で、カットインからのシュートやクロスが魅力。シーズン途中加入ながら既にかかせない選手の1人となっている。
ファールを多く受けるるためPKやFKを何度も獲得し得点に結びつけているが、怪我には気をつけてほしい。
MF #54 スパナット
本名:スパナット・ムエアンタ(Suphanat Mueanta)
生年月日:2002年8月2日
身長体重:173cm・67kg
15歳8ヶ月でトップチームデビューを果たしタイ代表も16歳の若さでデビューしたタイの神童。
ドリブル突破が武器でチームではおもに流れを変えるスーパーサブとして起用されており、兄のスパチョークとの連携もよく2人のコンビネーションからの得点シーンもしばしば観られる。
ACLではスパチョークとスパナットの兄弟コンビに注目。
MF #55 ティーラトン
本名:ティーラトン・ブンマタン(Theerathon Bunmathan)
生年月日:1990年2月6日
身長体重:171cm・62kg
シーズン途中に横浜F・マリノスから移籍してきたタイ代表のサイドバック。
Jリーグでも横浜F・マリノスやヴィッセル神戸でも活躍した選手で『ブンちゃん』の愛称で親しまれ日本でのファンも多い。
日本ではサイドバックでのプレーで馴染み深いが、ブリーラムでは中盤として活躍中。ACLでは中盤で輝くティーラトンに注目。
MF #62 エアファン
本名:エアファン・ドラ(Airfan Doloh)
生年月日:2001年1月26日
身長体重:168cm・61kg
22才と若く将来が期待される選手アンダー世代のタイ代表選手。
165cmと身長は低いがボールを奪う能力が高くフランス代表でチェルシー所属のカンテを彷彿とさせる。
将来的にチームの主力でA代表に招集されるような選手になりそう。
ACLは過密日程のため、グループリーグの順位や状況次第では出場チャンスがあることに期待。1番注目の若手選手。
MF #77 アウントゥ🇲🇲
本名:アウン・トゥ(Aung Thu)
生年月日:1996年5月22日
身長体重:168cm・64kg
出身国:ミャンマー
168cmながら力強いドリブルとゴール前にラストパスを供給できるミャンマー代表の選手。
シーズン初めは起用が減っていたが、監督が変わりシステムも3-4-1-2から4-4-2に変更されてから途中出場ながら出番が増え始めた。
ポテンシャルが高い選手だけに期待も高く、ミャンマーやタイだけではなくアジアからも注目される選手。
選手紹介 FW編
FW #9 スパチャイ
スパチャイ・ジャイデッド(Supachai Jaided)/181cm・71kg
現在リーグ戦タイ人選手唯一の2桁14得点を記録しているタイ代表FW。
ポストプレーやゲームメイクに関与するなどセンターフォワードに求められるプレーをハイレベルでこなす。
得点パターンも豊富で、左右両足に加え181cmの身長を活かしたヘディングやミドルシュートも上手い。今シーズンは惜しくも決まらなかったがセンターサークル付近からロングシュートを狙うなどどこからでもゴールを狙うゴールハンター。
得点後に見せるダンスパフォーマンスにも注目!ACLでの披露に期待。
FW #99 ボリンギ🇨🇩
本名:ジョナサン・ボリンギ(Jonathan Bolingi)
生年月日:1994年6月30日
身長体重:185cm・74kg
出身国:コンゴ
今シーズン途中加入のコンゴ民主共和国出身で代表経験もある188cmの長身FW。
身長と跳躍力を活かしたヘディングが武器前線のターゲットになる。
ヘディングだけではなくループシュートやキーパーのタイミングをずらしたシュートなどテクニックも豊富で加入後は得点を量産中。
ACLで毎回恒例のゴールパフォーマンスがあるため見られるかを楽しみにしたい。
本戦出場に期待大!!
3年ぶりのリーグ優勝も見えてきたブリーラム・ユナイテッドを支える選手たちをご紹介しました。
プレーオフの勝者はグループステージをブリーラムのホームであるチャーン・アリーナで戦うことになります。
そのため、何としてでも勝って本戦出場を決めたいところです!!ぜひプレーオフではブリーラムにご注目ください!
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