タイサッカーを知ろう

コンサドーレ札幌移籍が決定!タイの天才サッカー兄弟の兄、スパチョク

シーズンオフに入ったタイリーグ。
本日、タイ代表MFスパチョクのコンサドーレ札幌への期限付き移籍(買取オプション付き)が発表されました。
今回は、今シーズンの優勝チーム・ブリーラム・ユナイテッド所属のスパチョク、そして才能溢れる3兄弟について紹介します。

スパチョク・サラチャット

引用:https://www.instagram.com/supachok_19/

本名:スパチョク・サラチャット(Supachok Sarachat)
ニックネーム:チェック(Check)
生年月日:1998年5月22日(23歳)
身長体重:171cm・60kg
ポジション:MF

ユース時代の2011年からブリーラム・ユナイテッドに所属しており、2015年のブリーラム傘下・スリンシティFCへのレンタルを除くとブリーラム一筋です。
アンダー世代からタイ代表にも召集されており、A代表デビューは2017年で18歳の時です。そこからコンスタントに代表に呼ばれており、今年行われたスズキカップ(東南アジア選手権)では3ゴール3アシストを記録しタイの優勝に貢献しました。

ブリーラム・ユナイテッドの過去の同僚にはリーグで年間34ゴールを記録したこともあるブラジル人FWディオゴ(現・BGパトゥムユナイテッド)がおり、彼の存在がスパチョクの現在の得点力に影響を与えた可能性も考えられます。

今シーズンはサイドハーフが主戦場でした。トップ下やシャドーの位置もこなせて、ゲームコントロールや周りを活かすプレーが得意です。札幌ではトップ下やシャドーの位置での起用が予想されます。


スズキカップでのスパチョク




2人の弟たち

引用:https://www.instagram.com/support_supachok_suphanat/

兄…スパチョク・サラチャット(写真右)
弟…スパナット・ムエアンタ(写真左)

スパチョクと弟のスパナット、チョティカは2人ともブリーラム・ユナイテッドに所属しています。
兄弟で苗字が違うのは2人がそれぞれお母さんの苗字(サラチャット)とお父さんの苗字(ムエアンタ)を使っているためです。シーサケート県出身で、所属クラブがあるブリーラム県(タイ東北部)からはスリン県を挟んで東に位置しています。

スパナット・ムエアンタ(次男)

引用:https://www.instagram.com/bankkkk10/

本名:スパナット・ムエアンタ(Suphanat Mueanta)
ニックネーム:バンク(Bank)
生年月日:2002年8月2日
身長体重:173cm・67kg
ポジション:FW

兄と同じくブリーラム・ユナイテッドのユース出身。2018年に16歳の若さでリーグ戦初出場を果たしました。翌年にはACLのメンバーに選出されるなど、ユース出身選手の目標となる選手であり、ブリーラムやタイ代表の将来を担う選手です。西野監督がタイ代表をやっていた2019年にA代表に初招集された経験があります。

今シーズンは主にサイドハーフやフォワードのスーパーサブとして起用されていました。当初は兄弟で獲得!?という噂もあった選手です。

過去の関連記事:Jリーグも熱視線。5つの伝説で振り返る18才の神童スパナット・ムエアンタ

チョティカ・ムエアンタ(3男)

引用:https://www.instagram.com/dolla_chotika/

本名:チョティカ・ムエアンタ(Chotika Mueanta)
ニックネーム:ドーラ(Dolla)
生年月日:2002年8月2日
身長体重:173cm・67kg
ポジション:FW

三男のチョティカ・ムエアンタはブリーラムユースでプレーしており、今年はタイ代表U17に初召集されました。




最後に…

昨年まで札幌に所属していたチャナティップの影響でタイでも知名度の高いコンサドーレ札幌。
これからのタイサッカーの中心を担う選手の活躍に期待大です。