インタビュー

大分からタイへ。サムットプラカーンシティFC所属・坂井大将選手インタビュー

いよいよタイリーグも終盤に近づいてきました。今週末からAマッチデーのため中断していたタイリーグ1部の試合が再開します。
今回は、タイリーグ1部サムットプラカーン・シティFCに所属する坂井大将選手にお話をお聞きしました。今シーズンからタイリーグでプレーする坂井選手のインタビューをぜひ最後までご覧ください!

坂井大将選手の経歴

プロフィール

名前:坂井大将(Daisuke Sakai)
生年月日:1997年1月18日
出身地:長崎県長崎市
身長体重:167cm/64kg
ポジション:MF
所属クラブ:タイリーグ1部サムットプラカーン・シティFC
背番号:14
SNS:Instagram

インタビュー

タイリーグ挑戦のきっかけは石井監督


-坂井選手、本日はお時間をいただきありがとうございます。はじめに、タイでプレーすることになったきっかけについて教えてください。
「サムットプラカーンシティーFCの監督だった石井正忠さんと僕の代理人が鹿島アントラーズ時代にコーチと選手の関係だったんです。その縁で興味を持ってもらい、オンラインで会話をして契約に至りました。練習参加などはしていませんが、僕のことをいろいろ調べて獲得を決めてくれたのだと思います。」

-タイは未知の環境だったと思いますが、挑戦することに不安はありませんでしたか?
「アンダー世代の代表で色々な国に行ったり、ベルギーでプレーをしたこともあったので海外挑戦に抵抗はなく、行きたい気持ちの方が強かったです。大分トリニータ時代にはティティパン選手(現在はバンコク・ユナイテッド所属)と一緒にプレーしたり、チャナティップ選手のことを見ていたので個人の能力が高いんだろうなというイメージもありました。」

オフの日はプチ旅行を楽しむ。渋滞に困ることも。


-実際に来てみてタイの良いところ、逆に困ったことなどはありましたか?
「良いところはビーチや海に気軽に行けたりお寺などのスポットがたくさんあるところ。タイにいる間にしか見られないところがたくさんあるので、オフの日があると妻とプチ旅行に行ったりしています。少し困るのは渋滞ですね。混んでいる道路をバイクがドリブルで突っ切ってくるのは驚きました。(笑)」

結果を出してチームメイトの信頼を得た


-サムットプラカーンシティFCでプレーする上で心掛けていることを教えてください。
「やはり外国人枠というポジションなので結果が常に求められますし、日本にいた時以上に数字にはすごくこだわっています。加入して割とすぐに得点を決める事ができて、そこからさらにチームメイトとの距離もぐっと縮まってもっと信頼してもらえるようになったと思います。」

-同じ日本人でチームメイトである小野悠斗選手との関係はどうですか?
「悠斗君は僕より一年早くこのクラブでプレーしていて、僕はピッチ内外でとてもお世話になっていて感謝しています。石井前監督、今の吉田監督と日本人が監督を勤めるクラブでもあるので、自分たち日本人選手がタイ人選手たちに監督のやりたいサッカーをうまく伝えられればいいよねという話をしています。」

組織プレーの日本、個人プレーのタイ


-坂井選手が考えるJリーグとタイリーグの違いを教えてください。
「そもそものスタイルが違うので比べるのは難しいですが、日本は組織的でチームでどう攻撃するか守備をするかという事を考えますよね。タイは個人プレーや速い攻撃、カウンターが好まれる傾向にあると思います。球際もガッツリいくので、後半になると疲れが見えます。僕の所属するサムットプラカーンシティーFCもですが、日本人が監督をしているクラブはコンパクトに組織的にやっていると思います。」

人生の半分を過ごしたふるさと、大分


-Jリーグ時代についても教えてください。
「僕はジュニアユース時代から大分トリニータに所属していました。レンタル移籍でプレーした土地ももちろん大好きですが、大分は一番思い入れがあって大好きな場所です。大分県はご飯も美味しいし温泉もあるし、どこに行っても人が優しいんですよ。短期間で移籍した選手でもオフになると遊びにくるくらい魅力的な県です。僕は長崎出身ですが、大分の方が圧倒的に知り合いも友達も多いですね。奥さんに出会ったのも大分ですし、日本ではGOTOトラベルも再開するようなのでぜひ旅行で行ってみて欲しいです。僕もオフには必ず帰ります。」

-坂井選手はインスタでも全部のコメントにお返事をされていますよね。なかなかできることではないと思います。
「インスタはタイにきてから始めたのですが、僕がどこにいても応援してくれるので本当にありがたいですし、凄く感謝しています。なので、コメントして下さる方々に、出来るだけ返信をしたいと思っています。」

残り4試合、結果にこだわってやっていきたい


-本日はありがとうございました。最後に、選手としての今後の目標をお願いします!
「今シーズンは残り4試合ですが、自分が結果を出すことによってチームが勝てると思うので、もっと数字にこだわって結果を突き詰めたいですね。他クラブのアジア枠の選手にも負けられないなと思っています。」

インタビューを終えて…

ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださった坂井選手。サムットプラカーンシティFCでのプレーやタイリーグのお話など、挑戦を楽しまれている様子、そして自身の出身クラブ・大分トリニータへの愛も伝わってきました。
坂井選手はインスタでもタイの生活を発信されていますので、そちらも是非チェックしてみてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!