こんにちは!memi(@memi_ceo)です。本日はThai League Centralより、タイリーグ第14節のマッチレビューをお届けします。
今節の目玉はなんと言っても来季のACL出場勢が出揃ったこと!特にポートFC。マダムが日本で観られるかもしれないなんて。。。今からワクワクです。
トラート所属のシティチョークは鹿児島ユナイテッドへの移籍が既に決まっているとの報道もあります。今回の退場が今シーズン最後のTリーグ出場…?とは考えたくないですが、どうなることやら。。。
今回は、12月11日~13日で行われた、タイ1部リーグ第14節マッチレビューをお届けしていく。
ナコーンラチャシーマFCはストライカーデニスがハットトリックで大逆転
まだシーズンの半分も来ていないが、日曜日に行われたトラートとナコーンラチャシーマの降格争いは、どちらが勝ってもおかしくないゲームに見えた。
開始5分、 ナコーンラチャシーマFCは、FWシティチョーク・パソ(Sittichok Paso)のフリーキックを、ゴールキーパーのGKタナチャイ・ヌーラック(Thanachai Noorach)の判断ミスで、先制点を奪われることになる。
先制を決められて士気が上がらないナコーンラチャシーマFCは、ディフェンスでもミスが目立った。
FWジョナタン・レイス(Jonatan Reis)に追加点を奪われると、今度はFWリカルド・サントス(Ricardo Santos)が放ったカーブボールもタナチャイを越えてネットへと沈んだ。
FWモンコル・トッサクライ(Mongkol Tossakrai)のアシストでリカルドにゴール奪われたところでハーフタイム。
この時点で、ナコーンラチャシーマはトラートに、大きくリードを許したことになる。
しかし、トラート側もまた、選手が一人欠けることになった。
リカルドが前半のタイムストップの時、MFタチャノン・ナカラウォン(Tatchanon Nakarawong)を激しく非難したため、VARの結果、レッドカードで退場となったのだ。
後半8分、ナコーンラチャシーマはようやく、FWデニス・ムリーリョ(Dennis Murillo)によるPKで1点を追い上げる事が出来た。
その後、デニスが再び活躍。
GKトドサポーン・スリルエン(Todsaporn Sri-rueng)の頭上をループするMFナウホル・アルロムサワ(Naruphol Ar-romsawa)の深いクロスに合わせ、パワフルなヘディングでボールを叩き込んだのだ。
トラートは、激しいプレッシャーに晒されている中、オフサイドの判定に腹を立てたシティチョークが2枚目のイエローカード。これにより、トラートは9人になった。
その後デニスは、DFデチャ・スランディー(Decha Srangdee)のクロスを、鮮やかなハーフボレーで決めて試合を振り出しに戻し、ハットトリックを達成。
トラートを絶望に追い込む事となった。
優勢に見えたナコーンラチャシーマだが、点数に満足していなかった。
試合終盤、デチャは再びプロバイダーに徹し、FWレアンドロ・アスンソン(Leandro Assumpcao)とのセットアップで衝撃的な勝利を収めて観客を湧かした。
BGパトゥムがファーストリーグチャンピオンを獲得
BGパトゥムは先週のFAカップでの衝撃的な敗北から立ち直り、土曜日の夜にLEOスタジアムでスパンブリーを4点差で下した。
開始2分、DFアンドレス・トゥニェス(Andres Tunez)は、チャオワット・ウィーラチャート(Chaowat Veerachat)がバックポストに放ったボールをそのままゴール。
アンドレスのゴールに勢いをつけたBGパトゥムはさらに、デビューしたてのスパサック・サラピー(Supasak Sarapee)が2点目を決めた。
弱冠20歳のスパサックは、ボックスの端でスパンブリーのディフェンダーをかわし、GKパトリック・デイト(Patrick Deyto)が弾いたボールを、サイドシュートで叩き込んだ。
MFダニエル・ロドリゲス(Daniel ‘Toti’ Garcia)は、5年間の在籍期間を経て、BGパトゥムでの最後のホームゲームで得点する絶好のチャンスを逃してしまった。
しかし、後半ではMFティティパン・プアンチャン(Thitipan Puangchan)とアンドレスのゴールで2点を追加し、圧倒的な勝利で締めくくる事となる。
この結果により、BGパトゥムはリーグ首位で今シーズンのファーストリーグを終え、来週末に行われる試合に勝てば、無敗のまま折り返しに到達する事が確実となった。
タイリーグのACLラインナップが決定
他には、バンコクUがブリーラムUに1-2で敗れたことにより、ラチャブリーとチェンライUが2021年 AFCチャンピオンズリーグのタイ代表に選出される事となった。
試合は、トッチタワン・スリパン(Totchtawan Sripan)監督率いるバンコクUがボールを支配していたものの、アレシャンドレ・ガマ(Alexandre Gama)監督率いるブリーラムUのプレスに苦戦し、厳しい試合となった。
「試合は常にミスが少ない方が勝つ可能性が高い」と言われているが、この試合でもそれは証明された。
DF細貝萌がDFマヌエル・ビアー(Manuel Bihr)のパスを最後の1人として受け取ったときにコントロールをミスしてMFジャクラパン・ケオプロム(Jakkaphan Kaewprom)にボールを奪われてしまった。
その後、ジャクラパンは、ゴールキーパーのGKミカエル・ファルケスゴーア(Michael Falkesgaard)との1対1をミス無くこなしたのであった。
バンコクUは、その3分後にMFヴァンデル・ソウザ(Vander Souza)のゴールで反撃したが、DFレナート・ケリック(Renato Kelić)が簡単なコーナーでヘディングを決め、またしても逆転されてしまい、ブリーラムUに3点を与えてしまった。
ラチャブリーはPATスタジアムで3-1の大敗を喫し、ポートが来年のチャンピオンズリーグのグループステージに出場することが確定した。
ラチャブリーが、FWヤニック・ボリ(Yannick Boli)とFWスティーブン・ランギル(Steeven Langil)の不在で苦戦に強いられている中、ポートのMFアディサク・クライソーン(Adisak Kraisorn)とFWネルソン・ボニージャ(Nelson Bonilla)は、ホーム側の優勢なプレーにより、ゴールを決めることが出来た。
試合時間77分、DFフィリップ・ローラー(Philip Roller)によるペナルティエリアからのシュートで、ラチャブリーは一命を取り留めるが、MFナッタウット・ソムバチョタ(Nattawut Sombatyotha)のゴールで、望みは絶たれてしまった。
ポリステロは後半、FWキラティ・ケオソンバット(Kirati Kaewsombat)のゴールにより、ラヨンに1-0で勝利し、8試合の連続黒星を抜け出した。
一方、ムアントンUは、決勝点を取るためにSCGスタジアムでMFサルドル・ミルザエフ(Sardor Mirzaev)の同点弾が必要だったが、PTプラチュワップのFWウィリアム・エンリケ(William Henrique)による守備に阻まれ、4試合連続で黒星となった。
最後に、サムットプラカーンは、FWバロス・タルデリ(Barros Tardeli)のハットトリックでチョンブリーを4-0で下し、開幕以来の首位通過を果たした。
この記事はThai League Centralからの翻訳です。(翻訳:安藤海)
元記事URL:https://thaileaguecentral.com/2020/12/14/md-14-recap/